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codecityの報酬(給与、株式・ストックオプション)に関する考え方
2021-06-04

今回は、codecityの報酬に関する考え方をお伝えします。スタートアップには様々な報酬に対する考え方があると思いますが、1つの事例として参考になればと思います。

大前提となる「報酬思想」が重要

スタートアップの報酬設計はとても難しいと思います。

シード、アーリー、ミドル、レイター、上場後、などステージが次々と変わり、活躍する人材が入れ替わることで、「誰にどのくらいの報酬を返すべきか」という問いに答えることが難しくなるからです。

そして、報酬面でもめ事が起きたり、モチベーションがダウンするといったことは往々にしてあります。

最悪のケースは、スタートアップの成長に大きく貢献したはずの人材に対して、リスクに見合うリターンを返せないことです。

報酬面でのもめ事を極力なくすため、そしてリスクを取ったメンバーに対してしっかりとリターンを返すためにも、具体的な報酬の設計の前提となる「報酬思想」を定めておくことが重要だと感じます。

そこで、以下の3つを報酬思想として設定しました。

1.大成功を分かち合う

2.公平ではなく公正

3.不完全な公正さを受け入れる

1.大成功を分かち合う

スタートアップの特に初期は、事業がうまくいくか分からないため、リスクが一定以上存在します。

スタートアップに参画する方の多くは、リスクをチャンスだと考える傾向が強いので、主観的にはリスクだと思っていないケースが多いかもしれません。

私も24歳で1社目を共同創業した時、特にリスクを感じることなくすぐに意思決定しました。

実際、近年の起業では必要な投資も減り、スタートアップ創業のリスクはかなり低いものになっていると思います。

しかし、既に成功が見えているような他の選択肢と比べて、客観的に見ればリスクが高いのは間違いないでしょう。

そのため、スタートアップの特に初期に参加する方の報酬は基本的にハイリスク・ハイリターンで考えるべきだと思います。

もちろん、事業が成長しフェーズが変わればリスクは減っていくので、時間が経つにつれて、ミドルリスク・ミドルリターン、ローリスク・ローリターンとなっていきますが。

そして、経営者としては、何もない頃にビジョンやミッションを信じて、貴重な人生を賭けてくれたことに対し、しっかりと大成功で報い、大成功を分かち合う意思を持つことが最も重要だと思います。

例えば、創業メンバーであれば、IPOなどの一定の区切りまで成長に貢献してもらえれば、通常の仕事の一生分以上のリターンを返す意志を持つべきだと思っております。

そのような想いから「大成功を分かち合う」という報酬思想を設定しました。

そして、この報酬思想を形にするために、codecityでは創業当初から信託型ストックオプションを導入しました。

なお、株式やストックオプションは、適切な比率なども重要ですが、会社の価値を高めることも同時に重要です。当たり前ですが、時価総額10憶円と1兆円では同じ割合の株式でも全く価値が変わるからです。

ゆえに「大成功」という言葉を使っております。

2.公平ではなく公正

報酬は、給与、株式、ストックオプションのバランスですが、これをどう分配するか?というのは難しい課題です。

分配のバランスを考えるにあたって採用する思想が**「公平ではなく公正」**です。

公平は「平等」つまり全員が同一の待遇を享受できることです。

公正は「フェアネス」つまりそれぞれの状況に応じて待遇を変えることです。

例えば、創業3か月以内の何もない時期に入った人と、事業が拡大している時期に入った人で、同一の待遇(報酬)を結果として与えられるのは、不公正です。リスクに対して、フェアではないですね。

また、仕事の経験がないまだスキルが身についていない人と業界でトップクラスの人が同じ待遇でも不公正です。

公正かどうか?は、リスクテイクの度合いと成果の掛け合わせから報酬を算定しジャッジします。

3.不完全な公正さを受け入れる

報酬思想 2より、codecityではなるべく公正さを追求します。

しかし、残念ながら様々な理由で、完全に公正な報酬の結果は実現できないため、不完全さを受け入れるべきだと考えております。

完全に公正な報酬の結果を実現できない理由は2つあります。

まず、報酬の結果を決める元となる評価は人がするものであり、不完全なものです。

遥か未来の世界、ロボットが評価をするような世界になればアルゴリズムに従って完全な評価が実現できるかもしれません。

しかし、人が評価をしている現在、完全な評価は存在しません。そのため、完全な報酬の結果も実現できないのです。

2つ目の理由は、見極めの不完全さと法律です。

メンバーを採用する際には、見極めの精度を高める努力を最大限することは大前提としつつも、候補者さんと会社側双方ともに完全に見極めることはできません。

そして、日本の法律上、見極めに失敗しオファーを出すと、すぐには給与は調節できません。

このような理由から「AさんよりBさんの方が貢献している(と私は思っている)のにBさんの方が給料が高いのはおかしいのではないか」という結果の不公正(に見えること)は起き得ます。

そのため、codecityではこの不完全さを受け入れることを報酬思想の中に入れます。

ただし「受け入れる」というのは、1.大成功を分かち合う、2.公平でなく公正、が大前提にあることが重要です。

事業を成長させ、経験的にも金銭的にも全員が大成功を分かち合えるようになれば、不完全さに目を向ける必要はないと思います。

また、公正であることを最大限努力します。その上での不完全さは受け入れましょうという思想となります。

具体的な評価・報酬制度

具体的な評価報酬制度はコチラをご覧ください。

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もしご興味があれば、詳しくは以下の採用ページよりお問い合わせください!

codecity採用ページ

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